言葉でちょろまかす
何もかも二番煎じ
個性なんて当に枯れ果てた
残るは群れを成す魚のみ
大切だと思うそれは別か
なくなってもなお追い求めるが
それはありきたりでしかない
誰かの作ったデザイン
それまたいくつもいくつも
転がっては消える
大量生産の夢の果て
オリジナルは飲まれ
鉄が取って代わる
言葉が使い捨てられた
聞き飽きた台詞、見慣れた景色
程遠い夢は現に出て
眠れば消える青い春
何もかもは沈み
体内で沈殿した、臓腑に
海の苦しみは母の苦しみ
ありきたりになるまでの過程は
いつまでたっても僕の仮定だ
言葉で騙してきた
星も土も夢も人も
何もかもが刷り込みの作業で
残ったのはまだ見ぬ自分ひとり
それはありきたりだ
それは二番煎じで
とてもつまらない
そこに僕がみた僕は
誰だったか
大量生産のかけら
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