お姫様、のように扱ってくれる
貴方が好きでした
大きな腕で抱きしめてくれるのが
温かくて暖かくて
だから
いくら貴方の瞳に、異国の彼女が写っても
私のことをあの暗い部屋に迎えにきてください
足を上げれば、貴方の元へ
手を出せば、沢山の愛のお菓子を
そんな幸せ忘れてました
あたしの方を向いてよと
スカートの裾を翻して叫びます
心ここにあらずな貴方に
写りこむのは青い瞳
泣きじゃくりながら
待ちわびるだけ
無駄、と知りながらも
天蓋のベッドで嗚咽をもらすのです
一人で重い扉を閉めて
「貴方が気がつかないうちに
泡と解けて消えてしまいましょう」
姫様が歌ったあの夢物語
口ずさみながら今日も暗闇に一人ぼっち
いつになったら迎えはきますか?
甘いお菓子と沢山の愛を
銀色のワゴンにたっぷりのせて
私の写った貴方の瞳
どうかどうか
そんな幸せをください
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